YUKO HIRAI // choreographer : dancer
Creation 2015 Ghosting
ダンスパフォーマンス(約40分)
2015年制作(2016年1月初演)
平井優子(演出 /振付/ダンス)
Antye Greie-Ripatti aka AGF(ミュージシャン/ 詩人)
山内朋樹(ドラマトゥルク)
古舘健(映像/サウンドデザイン)
神田竜(オペレーション)
出演 中尾舞衣
NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク踊りに行くぜ!!II(セカンド)委嘱作品
初演:2016年「踊りに行くぜ!!」II(セカンド)vol.6札幌公演
Commissioned by Japan Contemporary Dance Network"We’re Gonna Go Dancing!! II"
Premiered at Sapporo in 2016 "We’re Gonna Go Dancing!! II vol.6"
公演地: 札幌、仙台、東京、松山、福岡
暗闇にはいつも何かがいる。何者かが覗いている。
かつての声は残響になって漂い続け、私たちを導こうとするのだ。
この迷宮で抗い、光を求めて声を上げても私たちの声は騒音に消されてしまう。
見ることをやめ、静かに死者たちの声に身体を共鳴させれば本質に近づくことが出来るだろうか。
土地や身体をめぐる血に残る死者の記憶を引き継ぎながら生きている我々の一瞬の揺らぎに出会うものをポエティックに綴った作品。
暗がりに前後が不覚になり影と自分境界を失うとき、見ている者は時間の中で迷子になる。
光のあるほうがいつも正しいとは限らないのだから。
音楽にドイツ人のミュージシャンで詩人でもあるAntye Greie-Ripatti aka AGF、
映像、プログラミングデザイン古舘健、庭園史研究家の山内朋樹をドラマトゥルクにむかえ
光と声の流動的な設計で劇場空間がインタラクティブに観客を日常と異なる時空間の中に誘っていく空間的叙事詩。